京都医塾 現役生科 コラム

医学部受験には「本気の覚悟」が必要

医学部受験には「本気の覚悟」が必要

こんにちは。ぺたほめ医専アカデミー代表、藤田敦子です。
今日は医学部合格を目指した、高校3年の時の長男がいとの命がけの頑張りから、合格について書きたいと思います。

医学部、お医者さんを目指して頑張っておられるお子さん
行ってほしいなあって思っておられるお母さん
いけたらいいなあって目指しておられる親子

どうして医学部に行きたいのですか?
どうして行かせたいのですか?
高収入だから?
将来も安定しているから?
人から尊敬される職業だから?
人のお役に立てる仕事だから?
やりがいのある仕事だから?

理由は色々あると思います。

うちの長男と次男のきっかけは大好きなおじいちゃんが「がん」でなくなったこと。
病室の枕もとで
「お医者さんになっておじいちゃんを治して~。」
って頼んだ大好きなおじいちゃんに影響されて・・・
そういうケースもあるかもしれません。

でも、高校生や浪人生になると現実は甘いものではありません。
なれたらいいなあでは合格できないのが医学部。
うちの長男は高校2年生までE判定。
ABCDEのE判定。

これを聞くと皆さん、うちもできるかもって思えますか?
でも実は高校1年から相当頑張っていました。
そして高校1年2年との頑張りがやっと実ってきたのが高校3年生。
高校3年生で初めてのC判定。それから安定してB判定かな?
高校3年生のときB判定で、やっと可能性が見えてきたって感じです。

正直、C判定やましてやDやEで合格できた人はほとんどいないです。

逆にB判定やA判定でも不合格の人は何人も知っています。
だからB判定でも不安でした。

E判定からB判定までの追い上げにはすべてを我慢し、すべての邪念を捨てた頑張りがありました。
人間これだけ頑張れるんだって親の私も関心するほどの頑張りでした。
夏休みには朝8時過ぎに京都医塾に向かい、帰って来るのは23時半。
もちろん冬休みもです。
間の塾休みの日もそのスケジュール通りに有料自習室やカフェで勉強。
高校3年生だから体育祭や文化祭などあったけれど、それ以外は本当にすべて勉強していました。
それも相当な時間を。

待っていたのは体の不調との戦いでした。
夏ごろから心臓が痛い。
肩や腰や足が痛い
って言い始めたけれど、一度病院へ行くと
「受験のストレスでしょう」
とのこと。

どうしても現役合格したい。
っていうか、母子家庭なので医学部浪人なんて莫大なお金がかかるので絶対に無理。
本人もその現実がわかっていて、甘さが一切なかったから命がけで頑張ったんだと思います。

学校は洛星でしたが、学校ぐるみで勉強の体制が整っているのはありがたかったです。
生徒は医学部を目指す人も多い中でみんなで勉強しようという体制。

お弁当はおにぎりにしてほしいと言われました。もちろん栄養を考えておかずとおにぎり。
昼休みお弁当を食べ終わると、みんなで大教室に移動して勉強するそうですが
「お弁当に時間がかかると、勉強する時間が減るので早く食べられるお弁当にしてほしい」
って言われました。

毎日おにぎりはかなり面倒くさいのですが、息子の命がけの戦いなのでそこはもちろん協力していました。
中高一貫校は周りがそういう環境なので勉強に励みやすいです。
そしてもちろん学校が終わるとすぐに毎日塾の自習室へ。
それから23時まで塾で勉強。
授業があるときもない時も塾の自習室で勉強する。

家から学校まで、塾までの自転車が唯一の運動。
長時間の座る姿勢。
1分1秒も無駄にできない毎日。

あるとき水筒のお茶が全然減ってないことに気が付いたので言うと
「お茶飲むとトイレに行きたくなるから、時間がもったいない」
それには体のことがあるので
「飲んだ方がいい」
って言いましたが、毎日トイレに行くのももったいない、そのくらい1分1秒が足りないって思って勉強していたのだと思います。

命がけで勉強って、たいそうな・・・
と思われるかもしてませんが、
「心臓が痛いって心筋梗塞だったかも・・・」
受かってから気が付き怖くなりました。
命が持ってよかったって・・・

エコノミー症候群だったのかもしれません。
不調や痛みは10月ごろになると、どんどんひどくなってきました。

10月になると学校行事は全て終わり、1週間に何回かの体育以外はずっと座りっぱなし。
でも、もう病院へ行く時間がない。

私としては食べ物では気を付けてましたが、それだけでは不調は治りません。
あとは塾から帰ってきてお風呂上りに毎日体をマッサージしてあげていました。
ヨガを習っていた私は足の指からマッサージをすることやツボは大体知っていました。

座りっぱなしの毎日だからだと思いますが、足の指がすべてしもやけに。
足の指をもんであげると、飛び上がるくらい痛がる。
腰も肩も足も全身が痛いって。
そして心臓も痛いって。
3月の合格発表の日まで、毎日1時間はもみました。

センター試験(今は共通テスト)の1月そして2次試験の2月末、後期受験の3月中旬まで体を持たせないといけない。
ぼろぼろの体をどうしても持たさなければ、命がけで勉強している息子をどうしたら支えられるかばかりを考えていました。

本当に頑張っていました。
ちょっとくらい映画いっても・・・
今日は行きたくないから塾休みもう・・・
みんな遊んでいるから自分も遊びたい
どうして自分だけこんなに勉強しないといけないの?
お母さんだけのんびりしていてずるい
こんな気持ちがある子は、合格できないかなって思います。

息子と一緒の京都府立医大に、浪人して合格された友達は
「浪人時代には金髪にしていた」
って言っていました

え?
と思いますか?

その子いわく。
浪人時代に友達はいらない。
だからみんなが近づかないビジュアルにすることで、勉強に専念できたそうです。
すごいですよね。この話は感動しました。

医学部ってそういう子しか合格できない世界です。
甘い考えでは無理なんです。

まずは命がけでも勉強を頑張って、医学部に行くって思えないと受からないです。
まずはどこまで頑張れるか。
そしてお母さんはどれだけお子さんを支えてあげられるか。

受験が近づくとお母さんもおかしくなられる方も少なくありません。
お母さんは中学受験と違って、ほとんどの方が更年期障害になる年齢です。
自分のイライラを頑張っているお子さんにぶつけてしまったらアウトです!

なかには体調を崩す方もいらっしゃいます。
お母さんが体調を崩したらその時の食生活が乱れて、もちろん精神的ダメージもありますよね。
「自分のせいでお母さんに負担をかけている」
ってね。

高い倍率の中、あまたの受験生が頑張っています。
医学部に受かってからも、進級テストや医師国家試験などたくさん勉強しないといけません。

いや~
脅すばかりの記事になってしまいました。

でも、この記事を読んで現実がわかってほしかったのです。
お母さん、どうされますか?
でも言えることは・・・
お母さんが変わると、お子さんは変わるかもしれませんよ。

脅すばかりの記事ですが、これを読んでうちも頑張ろうって方は合格できると思いますよ。
頑張ってほしいです!

執筆者

藤田敦子

ぺたほめ医専アカデミー代表。日本心理学会認定心理士・日本心理学会正会員。

左:藤田凱斗さん(長男)、中央:藤田敦子さん、右: 藤田賢冴さん(次男 )
京都府立医科大学に現役合格した後、現在は医師として活躍中

藤田敦子オフィシャルブログ